Seleniumでウェブサイトにアクセスして何かをダウンロードした場合、ファイルが重いとダウンロードに時間がかかり、ダウンロード完了前にブラウザを閉じてしまうとダウンロードが失敗する(途中で終わってしまう)という問題が発生します。
ダウンロードフォルダにテンポラリーなファイルが存在しているかどうかをチェックして、存在していなければブラウザを閉じるというスクリプトを書いたのですが(ChatGPTに書いてもらった)、上手く動作しませんでした。.tmpファイルがあるのにブラウザが閉じられてしまって、.tmpファイルが無くなるのを永遠に待つ無限ループに突入してしまいました。
どうすればこの問題が解決できるのでしょうか。ChatGPT4oに訊いてみました。
事故の原因
- 関数がブロック(待機)しない場合がある
- Pythonの通常の関数呼び出しは同期的に処理を実行するため、関数内の処理が完了するまでは次の行に進まないのが基本です。
- ただし、関数内部でエラーが発生してもキャッチされず、そのまま処理が終了した場合、次の行に進んでしまいます。
- 例: フォルダ監視中にアクセス権限の問題やOSの一時的なエラーが発生して関数が停止した場合。
- 外部要因による干渉
.tmp
ファイルがブラウザ以外の要因で削除された、もしくはブラウザ自体が異常終了した場合に監視が続行できなくなる可能性があります。- ファイルシステムやネットワークの遅延が原因でダウンロードステータスの正しい監視ができなくなることもあります。
- ブラウザ操作のタイミング
browser.close()
が関数内の状態を確認せずに実行された場合、ブラウザの終了とダウンロード監視のロジックが競合し、.tmp
ファイルの状態を正しく確認できないまま次のステップに進んでしまいます。
根本的な改善策
1. 関数内でエラーを適切にハンドリング
関数内部で予期しないエラーが発生しても、安全に終了するようにエラーハンドリングを導入します。
修正版コード
def monitor_folder_for_download_with_retries_safe(directory, retry_interval=60, max_wait_time=300):
"""
ダウンロードフォルダを監視し、ダウンロードが完了するまで待機する。
エラーが発生した場合でも安全に終了する。
"""
try:
start_time = time.time()
while time.time() - start_time < max_wait_time:
files = os.listdir(directory)
downloading_files = [f for f in files if f.endswith(".tmp") or f.endswith(".crdownload")]
if downloading_files:
print(f"Downloading: {downloading_files}")
time.sleep(retry_interval)
else:
print("Download complete!")
return True
except Exception as e:
print(f"Error occurred during monitoring: {e}")
return False
2. ブラウザ操作と監視を明確に分離
browser.close()
を実行する前に、関数の終了を厳密に確認することで、操作の競合を防ぎます。改善例
# 関数の結果を確認してから次の処理へ進む
if monitor_folder_for_download_with_retries_safe("ダウンロードフォルダ"):
print("Download successful. Closing browser.")
browser.close()
else:
print("Download failed or timed out. Browser will remain open for debugging.")
3. ファイルの状態をリトライで検証
.tmp
ファイルが存在しても、ブラウザが閉じられている場合の対処としてリトライを導入します。
改善例
def monitor_with_retries_and_verify(directory, retry_interval=60, max_retries=5):
retry_count = 0
while retry_count < max_retries:
if monitor_folder_for_download_with_retries_safe(directory, retry_interval):
return True
print(f"Retrying download monitoring ({retry_count + 1}/{max_retries})...")
retry_count += 1
print("Exceeded maximum retries. Exiting monitoring.")
return False
4. 並行処理のタイミングを調整
非同期処理(asyncio
)やスレッドで、監視中にブラウザ操作が行われるのを防ぎます。
非同期処理例
import asyncio
async def monitor_and_close_browser(directory, browser, retry_interval=60, max_wait_time=300):
task = asyncio.create_task(monitor_folder_for_download_with_retries_safe(directory, retry_interval, max_wait_time))
await task
if task.result():
print("Download complete. Closing browser.")
browser.close()
else:
print("Download failed or timed out. Keeping browser open for debugging.")
結論
問題の本質:
関数内部でのエラーやタイミングの競合が原因で「待機すべきタイミングで待機できなかった」こと。
推奨する改善:
- エラーハンドリングを追加して安全性を高める。
- 関数の終了ステータスを正確に確認して次の処理に進む。
- 必要であれば非同期処理やリトライロジックを導入する。
これにより、事故の発生を未然に防ぐことが可能です!